『人工知能は人間を超えるか』要約と感想|AIの謎が解けてめちゃくちゃおもしろい

Kindle Unlimited
この記事は約12分で読めます。



本書を知ったきっかけは、『企業の成長戦略が10時間でわかる本』です。仕事を退職したことをきっかけに、起業・フリーランスの道を模索するため、この本を読みました。

『人工知能が人間を超えるか』を読むことで、学べることは3つです。

▶本書から学べる3つの内容

・人工知能(AI)の歴史
・人工知能の長所と短所
・人工知能が社会に与える影響と変化


「なんとなく開いてみたけど、私には関係がないな」

そう思う方は多いでしょう。しかし、人工知能について知ることは、将来のあなたの仕事に直結してきます

▶AI知識を身につけたほうがいい人

・仕事がAIに奪われる危機感がある
・いまの仕事以外なにもできる気がしない
・起業のビジネスアイデアを探している


少しでも当てはまるなら、本書を読んだほうがいいかと。

少なくとも、AIがこれから私たちの仕事をどう変えていくのかは興味があるはず。その部分だけでも、ぜひ読んでみてはいかがですか。

▶お得にこの本を読む方法

Kindle版で購入する
Kindle Unlimitedに登録する

スポンサーリンク

AIはメールのような存在になる


著者いわく、AIは社会システムの一部になります。

いま仕事で当たり前に使っている、メールやOfficeなどと同じようにです。

現在でもすでに、私たちの生活はAIによって便利になっています。それに気づかずにいると、大企業がやったように「来月で自主退職(リストラ)してほしい」と言われる可能性は十分にあるでしょう。

自分を守るためにAIを学ぶ


僕がAIを学ぼうと思ったのは、データサイエンスがきっかけでした。

データサイエンスはAIを扱う仕事なので、なくなるリスクは少ないと判断したからです。

あなたにも、「私の仕事はAIでどうなるんだろう」という危機感は、うっすら頭にあるかと。

であれば、今からやれることは2つあります。

▶これからくるAI時代で職を失わない方法

・AIに奪われない職業に就く
・AIを使う、あるいは作る側にまわる


AIに奪われない職業を探すには、AIの知識がないと判断ができない。当然、無知な状態でAIをコントロールする立場にはなれない。

つまり、AI知識はどちらにせよ必須ということです。

そう考えると、いまやAIは英語やファイナンスと同じくらい必要です

ハードルが高いならこの本から


とはいえ、「いきなりAIの専門書はきつい」と思うかもしれません。そういう人は、先程紹介した『いまこそ知りたいAIビジネス』から読むことをオススメします。



内容は難しくなく、それでいてAIの概要は理解できます。

ビジネスエリートがいま何を学んでいるか、これからなんのスキルが必要なのかも学べます。

僕はこの本を、『Kindle Unlimited』で読みました。サービスに登録している人は、購入の前に確認してみてください。


著者の気づかいを感じる1冊


AIという理系チックな難しい内容を、著者はできるだけ優しく書いてくださっています。AIの歴史部分はやや体力がいりますが、そこを読んで大満足でした

まず第一に、本の構成が素晴らしい。

著者は、この本の読者が「AIに対してどの程度の理解があるか」を正確に把握して書いている。だから読むのが心地良い。

ちゃんと目線を合わせてくれていて、親切な本です。

機械学習、ディープラーニングの違い。その他、AIが関わる身近な存在(翻訳やウェブの自動広告など)が、どのような処理で実行されているか。

1回読んだだけでも、なんとなく概要は理解はできます。


『人工知能は人間を超えるのか』要点


本書の構成はこちら。

1. 世間と専門家の認識のズレ
2. 人工知能の歴史
3. 人工知能のブレイクスルー
4. 人工知能が未来に与える影響


この記事では、「1.世間と専門家の認識のズレ」と「4.人工知能が未来に与える影響」についてまとめていきます

人工知能とロボットはまったく違う


人工知能と聞いて、なにを思い浮かべますか?

日本人は、人間のように動けるロボットに慣れています。ドラえもんや、サイボーグ009などの影響ですね。そのせいで、「人工知能=ロボット」と勘違いしている人も多いようです

しかし、専門家の間では明確に異なるものとして認識されています。

言ってしまえば、人工知能はロボットの脳みそに該当するようです


人工知能のレベルは4段階ある


人工知能には大きく4段階レベルがあります。

著者はそのレベルを、わかりやすく役職で例えていました。

レベル1:アルバイト
レベル2:一般職員
レベル3:課長
レベル4:マネージャー


言われたことだけをこなす、アルバイト。例えば、エアコンや掃除機、電動シェーバーなどがこのレベルです。

次に、たくさんのルールを理解し判断する一般社員。診断プログラムなど、組み合わせが多いものに該当します。

課長は、決められたチェック項目に従って効率化していくことが可能。専門用語で表すと、機械学習といいます。

最後に、チェック項目も自分で発見するマネージャー。ここに米国をはじめ、多くの国が投資をして技術発展に努めています。ディープラーニングがこれに当たります。

「AIを搭載」という売り文句で宣伝している商品が多いですが、基本的にはレベル1程度の技術が大半なのかもしれません


AIが変化させる仕事の順序


AI技術は、人間の仕事にどの分野から影響するのか。

その影響の順序を簡単にまとめたのがこちら。

1. 広告、画像診断、ネット企業
2. パーソナルロボット、防犯、ビッグデータ活用企業
3. 自動車メーカー、交通、物流、農業
4. 家事、医療・介護、受付・コールセンター
5. 通訳・翻訳、グローバル化
6. 教育、秘書、ホワイトカラー支援


1から順にAIによって仕事が変化していきます。

すでに1と2は、私たちは経験していることですね。

グーグルで検索していると、Amazonで調べた商品が広告に出てくると思います。SNSにもAIが関わっており、誰をタイムラインに表示するか決めているのはAIです。

英語学習は翻訳機があるから必要ない?


結論、英語学習はやるべきです


先程の順序を見ると、翻訳は5番目にあります。つまり、翻訳機能が実用的なレベルになるには、まだまだ数年かかるということです。

今でもGoogle翻訳が使えて、実用的じゃないという事実に疑問をもつ人もいるでしょう。しかし、人の感情、ニュアンスを汲み取るのはまだ不可能です。

なので、英語学習はやって問題ありません。

むしろ、英語を話せない人材は少しずつ選択肢がなくなります。話せて損は絶対にない、まず高校で使ってた単語帳を引っ張り出しましょう。

もし単語帳を持っていない人というは、『DUO3.0』を買っておけば間違いないかと。


なくなる職業と残る職業トップ10

残る職業なくなる職業
1位レクリエーション療法士電話販売員(テレマーケター)
2位整備・設置・修理の
第一線監督者
不動産登記の審査・調査
3位危機管理責任者手縫いの仕立て屋
4位メンタルヘルス
薬物関連ソーシャルワーカー
コンピュータを使った
データの収集・加工・分析
5位聴覚訓練士保険業者
6位作業療法士時計修理工
7位歯科矯正士・義歯技工士貸物取扱人
8位医療ソーシャルワーカー税務申告代理人
9位口膣外科医フィルム写真の現像技術者
10位消防・防災の第一線監督者銀行の新規口座開設担当者
図28 あと10~20年でなくなる職業・残る職業 より抜粋


このランキングは、本書の『図28 あと10~20年でなくなる職業・残る職業』から、上位10個の職業をまとめたものです。

この残る職業、なくなる仕事にはそれぞれ特徴があります。

残る職業は、対人コミュニケーションが必要なものが多いです

対してなくなる仕事は、「手続き化しやすい」という特徴があります

将来的には、AIが集めたデータを見て判断を下すポジション、あるいは、対人間の仕事に特化していくかもしれません。


仕事先でAIという単語が聞こえたら読もう

▶本書を読むべき人

・AIに興味がわいた人
・データを扱う職業に興味を持った人
・仕事先でAIという単語が出てくる人


AIに興味が出てきた人は絶対読みましょう。

その際、AIに関する疑問や興味が出てから読むとなお良いです。

例えば、「英語学習はAIが翻訳するようになるから不要なのか?」というのは、英語に興味がある人なら一度は考えたことがあるでしょう。「AIでなくなる仕事と残る仕事は?」というのも代表的な疑問ですね。

また、仕事で「AI」を聞く回数が多い人も読むべきかと。

AIはアプリのようなものです。いつ導入されるかわかりませんが、導入が決まったらすぐに使えます。使えたら、それをしてた人は不要ですね。つまり、急に首をきられるか、あるいは別部署へ移動です。

そういった事態に備える・回避するためにも、敏感に情報をキャッチしておきましょう。


まとめ


AIの歴史はおもしろい。

どのような過程を経て技術が発展したのか、知るほどいまのAI技術が素晴らしく感じる。一度言いましたが、司馬遼太郎の『竜馬がゆく』を読んでいる気分だった。今とは歴史の積み重ねだと、改めて実感した。

AIに興味がある人はわりと必読書かなと思います。

もし読んでみて難しいと感じたら、『いまこそ知りたいAIビジネス』を読んでみてください。



コメント