”留学しないで「英語の頭」をつくる方法”の要約まとめ

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英語を話せるようになりたいのに、英単語の和訳を覚えたりしていませんか?TOEIC対策ならともかく、英会話においてそれは非効率です。

本書のテーマは、「日本語を学んだように英語も学ぶ」ことです。それはつまり、英語学習に日本語を使わず、赤ちゃんが少しずつ言語を習得するように大人の私たちも英語を学ぶということになります。

健常な赤ちゃんは、特別な訓練をせずとも、日常生活を通して100%母語を身につけます。
 

これ以上確実な方法は他にあるでしょうか?この母語の習得過程こそが、人類が言葉を手にしてから何千年ものあいだ、どの時代、どの国で誰がやってもうまくいく世界最多の実績を誇る言語習得法なのです。

齋藤 兼司. 留学しないで「英語の頭」をつくる方法 (中経出版) (Kindle の位置No.494-497)


「単語帳で3000文字も覚えるのがだるい」
「文法の勉強はどうしても飽きる」
「いまの勉強法が正しいのか不安…」

そう思い悩む人はぜひ本書の勉強法を活用してみてください。

単語を「イメージ化」するトレーニング


まず最初の3ヶ月で、英語学習の土台となる「英語の頭」を作ります。やることは単語と英文のイメージ化の訓練です。

英単語から「日本語」を切り離し、 英単語の「音」に「イメージ」を結びつけ直すこと。そうすることで、英語の音を聞いた瞬間、その英単語のイメージが浮かぶようになっていきます。

齋藤 兼司. 留学しないで「英語の頭」をつくる方法 (中経出版) (Kindle の位置No.776-778)


ポイントは「日本語やスペルを思い浮かべずにイメージできるか」です。ネイティブとの会話で、いちいち日本語訳やスペルを思い出していては、話についていけません。英語は必ずイメージで覚えるようにしましょう。

ここで使う教材は子ども用の英英辞書です。著者がおすすめしていた本は「Longman Children’ s Picture Dictionary with CDs: With Songs and Chants」になります。


「教材にお金をかけたくないな」という人は、以下のYouTubeチャンネルがおすすめです。

Oxford dictionary
Club James Studios - English Learning Videos


上がアメリカ英語、下がイギリス英語の発音で学べます。私はイギリス英語が好きなので、下のチャンネルの「Learn 1000 Common English Words with Pictures used in Daily Conversation」を見て英語の頭を作っています。

英文を「絵」として理解するトレーニング

英文を訳さずに理解するということは、飛んでくる語順どおりに単語イメージを重ね合わせて、1枚の絵を頭の中に描いていくということに他なりません。そのため、音声教材を聞き、例文の中にある単語のイメージを確認しながら1枚の絵にすること(1文1絵)を心がけていってください。

齋藤 兼司. 留学しないで「英語の頭」をつくる方法 (中経出版) (Kindle の位置No.888-891)


こちらのトレーニングは簡単です。

①例文を手で隠し、イラストだけ見る
②イラストだけ見ながら本の例文を予想する
③例文を見て答え合わせをし、声に出して練習する


このトレーニングを繰り返せば、英文を1絵で理解する感覚真の文法力が身につきます。真の文法力とは、文法の勉強をしなくても、正しい英語かどうか判断するスキルです。

また、このトレーニングにおすすめの本も著者は紹介していました。


この本には1500単語が例文とともに収載されてあるようです。ただしCDは付属されていないようなので、YouTubeで使えそうな動画を探す方がいいかもしれません。

まず200時間はナチュラルスピードで英語を聞く


リスニング能力の向上させるには、とにかく多聴することです。まずは、200時間を目標にしましょう。1日2時間リスニングをすれば約3ヶ月とちょっとで到達します。

ちなみに、私は2ヶ月で達成しました。



なぜ200時間なのかというと、この段階から英語が耳に残るようになるからです。おそらく最初は英語が流れていって、頭に残らない状態なはずです。そこから、「意味は分からないけど英語を拾えてるな」という状態になるのが200時間です。

ただし、この時点で単語は認識できないし、意味も分かりません。しかし著者は、リスニングの練習はまず「英語の音」を拾えるようにすることが先決だと主張しています。意味を理解しながら聞くことは、拾えるようになってから伸ばすので問題ありません。

ここで注意することは、必ずナチュラルスピードの英語を聞くことです。聞かせるようなスロー音源は意味がありません。

よって、海外ドラマがやはり1番いいということになります。私はイギリスの人気ドラマ「Sherlock(シャーロック)」を見ています。主役の2人はRP発音ですし、抜群に内容もおもしろいのでおすすめです。

リーディングのコツは速読&多読


リーディングは「英語の頭」をつくる重要なトレーニングです。

なぜなら、リーディングは大人の私たちにとって、英語の頭を作りやすい勉強法だからです。

私たちは英語が聞き取れなくても、文字はわりと読むことができます。これは子供にはない大人の強みです。

つまり、英語を聞き取れるようになるまでに、リーディングで「英語を絵にして理解する」訓練ができるということになります。

リーディング学習の効率を上げるためには、速読しながら絶対に戻り読みせずに読み進めましょう。戻り読みの癖をつけると、英語の語順で理解するまでに時間がかかってしまうからです。また、実際にネイティブと会話をするときは戻って意味を考える時間はありません。

英語を読んでいると、つい戻り読みしたくなりますが、ぐっと我慢しましょう。

セルフトーキングで脳内留学しよう


頭の中のイメージを英語にしてアウトプットしましょう。

下記のは私のセルフトーキングです。本書にある例文もこのような内容でした。

I wanna go ramen restaurant now. Because I have not had ramen resently. Do you have ramen restaurant that you wanna go to? Yes, I have. It's Tenkaippin. The shop's soy sauce ramen is very good. Let's go!


実はこれを書くのに15分くらいかかりました(笑)

やってみると分かりますが、最初はまったくトーキングが続きません。語彙力の無さにうんざりします。

対策としては、「質問を挟む(どこにある?など)」「情報を羅列する(5W1Hなど)」「テーマを決める(デート、同窓会、家族との会話など)」をすると言葉が浮かびます。

英語日記がライティングを向上させる


ライティングは、自分の英語力を客観的に見直すことができます。単語の選択・よく使う表現・言葉の癖などが確認して、改善できます。

例えば、「私は'wanna'ばかり使うな」と感じたら、「~したい」という別の表現を探して使ってみましょう。試しに調べると「'I would like'」という表現が見つかります。そしたら、その言葉を意識して使いましょう。2日で覚えられます。

'wanna(want to)'以外の表現を知りたい人は、「「I want」以外で言ってみよう!「~したい・欲しい」の英語表現」で学べるのでどうぞ。


「今日は1日家にいたから日記に書くことないわ」というときは、リライティングが効果的だと書かれてあります。リライティングとは、音声教材を聞き、頭にできたイメージを、自分の英語で言い換えることです。

使う音声教材は、30秒~1分のものが良いとされています。答え合わせのためにスクリプトがあるとなお良いとのこと。BBCNewsなどちょうどいい音声があるので、個人的におすすめです。

感想


この本を読んで、特に印象に残っているのは、「文法の勉強は時間の無駄」という事実です。

「え、文法の勉強やんなくていいの?」と思いますよね。でも、私たちは日本語を学ぶとき、たしかに文法の勉強なんてしていません。

テレビや先生や、両親や兄弟の日本語を聞いて、少しずつ話せるようになりました。なので、「正しい英文を繰り返し覚えれば正しい文法力は手に入る」という学習法にも納得できます。

TOEIC対策としてなら、他の勉強法がもしかしたら近道かもしれません。しかし、「英語を話せるようになりたい。そのうえで、TOEICも高得点が取れたらいい」という思考の人にはうってつけです。

なぜなら、この本のノウハウは、常にネイティブを相手に想定して考えられているからです。ペーパーテストではなく、人との対話を目的としたものになっています。

私はTOEICよりも実践的な英語力がほしいと思っているので、この本のやり方でやってみようと決意できました。

同じように考えている人は、ぜひこの本を一度読んでみてください。タイミングにもよりますが、Kindle unlimitedで無料で読めます。この機会に登録して、効率的な英語学習法を学びましょう。

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まとめ


以前、「英語は右脳で学べ!」という本を読んだのですが、その本と書かれている内容はほぼ一緒でした。


どちらも具体的なやり方と参考教材が書かれてあるので、「英語を勉強したいけど、どんなやり方が一番いいんだろう」と悩んだらぜひ読んでほしい本です。



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