【ZERO to ONE】要約と感想|起業で成功するアイデアの発想を学ぶ

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『ZERO to ONE』はPaypalの創業者によって、2014に書かれたベストセラーです。テーマは、新しい価値を生み出す企業をどう創りだすか。

タイトルのとおり、「ゼロから新しい1を生み出そう」というのが本書の主張です。


そして、本書で一貫した問いはこれです。


賛成する人がほとんどいない、大切な真実は何か?



現在、リーン・スタートアップが起業の原則として定着しています。しかし、『ZERO to ONE』はその原則を否定します。


【リーン・スタートアップ】
・少しずつ段階的に前進すること
・無駄なく柔軟であること
・ライバルのものを改良すること
・販売ではなくプロダクトに集中すること

↓↓↓↓

【ZERO to ONE】
・小さな違いを追いかけるより大胆に賭けろ
・できの悪い計画でも、ないよりはいい
・競争の激しい市場では収益が消失する
・販売はプロダクトと同じくらい大切だ



なぜ著者は、逆の原則が正しいと主張するのか。

そこには2つの理由があります。

・垂直的進歩をしろ
・独占こそが、成功企業の条件



まず、企業の進歩には2つの種類があります。

・水平的進歩:既存のアイデアのコピー
・垂直的進歩:新しい何かを行うこと


リーン・スタートアップは、まさに垂直的進歩の代表。

対して、GAFAのような市場を独占している企業を目指すなら、垂直的進歩をする必要があります。

なぜなら、競争の激しい環境では、ビジネスの創造に集中できないから。水平的進歩は、既存企業との競争を前提にしているため好ましくありません。


例えば、Googleはネット検索市場を独占しています。その結果、競合の心配をせずに、ハード端末やソフトウェアの開発に注力できている。もし競争をしていたら、事業の展開や開発に着手できなかったでしょう。


つまり、企業は市場を独占しなくてはならない

そして、そのためには”隠れた真実”を探さなくてはなりません

この隠れた真実が、記事冒頭で伝えた「大切な真実」です。



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隠れた真実の正体


著者は、隠れた真実の見つけ方をこう述べています。

秘密を探すべき最良の場所は、ほかに誰も見ていない場所だ。ほとんどの人は教えられた範囲でものごとを考える。学校教育の目的は社会全般に受け入れられた知識を教えることだ。

『ZERO to ONE』8|隠れた真実 隠れた真実の見抜き方より 



隠れた真実を見つけた成功例は、エアビーやテスラです。

両社は、ほかの人たちにはまったく見ていなかった、未開拓の需要と供給に気づいていました

エアビーは、所有している家を民泊として登録して料金を得る人と、民泊を利用したい人をつなげたビジネスです。



「自分の家に他人をいれるなんて信じられない」と否定したくなるアイデアですが、今では世界最大の民泊サービスとなっています。

安く泊まりたいというニーズ。それと、貸すだけで儲けられるなら家を貸してもいいというインサイトをついた、素晴らしいアイデアですよね。


これって、建物の外壁を広告にするのと同じ発想ですよね。

空いたスペース、空いた時間をビジネスにつなげるという発想は、アイデアが眠っている気がします

ライバルのいない小さな市場を狙え


市場の独占は悪だと言われる。

しかし、それは世界がまったく変化しない場合だけだ、と著者は答えています。

新しいなにかを創造し、人々により多くの選択肢を与える。そうやって社会に貢献しているのであれば、独占は悪ではないという考えでした。



また、独占企業にはいくつか特徴がみられます。

・2番手より10倍優れたテクノロジーがある
・ネットワーク効果が期待できる
・規模拡大の可能性を考慮している
・ブランディング


スタートアップは、最初に大きな市場を攻めてはいけない。少数の特定ユーザーが集中していながら、ライバルがいない市場を狙うべき。その市場を支配したら、関連する大きな市場へとシフトする。


facebookは、最初に大学内でサービスを開始しました。学生の反応が良かったため、それをビジネスとして展開したようです。


まずはニッチな場所で、次に大きく展開しましょう。


ビジネスに必須の7つの質問


会社を破綻させないためには、七つの質問には答えられなければいけません。

この質問にきちんと回答できない企業は、どこも倒産して消えていったようです。


この記事では深堀りしていませんが、販売はとても重要なファクターだと著者は語っています。

どうやって商品やサービスを消費者に届けるかを知りたい人は、ぜひ本書を買って読んでみてください。


ちなみに、EV車で自動車業界を牽引しているテスラは、スタートアップ時にすべての質問に答えていましたようです。


まとめ:成功する企業とアイデアの見つけ方


アイデアは、ほとんどの人が信じていない事実に隠れていることがわかりました。

ということは、「それはありえない」と否定したくなる事実こそが、アイデアになる可能性があることになります

そして、市場を独占する企業をつくるには、七つの質問に答えられなくてはいけません。さらに、ネットワーク効果と規模の拡大を考慮する必要もあります。

以上の条件が整ったら、ライバルのいない市場で始めてみましょう。


アイデアを探していると、「自分より頭のいい人がもう探しているんじゃないか」と思い、考えるのをやめてしまう人が多いようです。

続けるためには、より具体的なアイデアの探し方を知っておくといいかもしれません。


この本を読んだきっかけ・感想


起業しようと思ったものの、アイデアが浮かばずに停滞していました。

ある日、『Kindle Unlimited』で『企業の成長戦略が10時間でわかる本』を読んでいると、本書がおすすめ本で紹介されており目に付きました。

ネットで調べてみると、ベストセラー本で評価も高い。

本書なら成功するアイデアの見つけ方が分かるだろうと思い、購入しました。

読んでみると、アイデアの本質が学ぶことができて大満足です。起業家が、「私のバイブルです」というのも納得の内容でした。

起業を志す人であれば、買って損はないですよ。




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